ここ数年、日本だけでなく世界中で異常気象による天災で大きな被害を受けている国は、後を経ちません。
天災といえば地震や噴火などを思い浮かべるかもしれませんが、増えているのは大雨による水害、異常な暑さによる熱波や熱波による火災です。
大雨による水害は、1時間という短時間にも関わらず1ヶ月並みの降雨量の雨が局地的に降るのです。
そのため川が氾濫したり、道路が水没したりなど、被害の出方も短時間です。
雨が降り出したなって思っていたら急いで避難しなくてはいけないという状態になってしまうのです。
突然今すぐ避難しろ!と言われたら、パニックになって何をどうすればいいのかわからないのではないでしょうか。
どう対応するかは時間やタイミングによっても変わってきます。
子供が学校から帰ってくる時間となれば、子供が帰宅するまで待つべきか、悩んでしまいます。
学校側で何らかの指示が出て、クラスもしくは学校全体で避難しているのか、突然の局地的なゲリラ豪雨だから学校側で対応する前に帰宅しているのか、わからないのが現状です。
子供がどこにいるのか知るために持たせているスマートフォンに電話をしても、回線が混んでしまうと電話が繋がりません。
子供が避難しているなら自分たちも急いで避難することができるけど、子供が避難しているかわからない状態での避難は難しいです。
そんな時に役立つのが、居場所が分かるアプリです。
子供用とシニア用のスマートフォンの大半には、居場所が分かるナビがあります。
居場所を調べるのは、管理者権限を持っている親だけなので、誰でも居場所を特定することができるわけではありません。
なので知らない人が、アプリやGPS機能を使って子供の居場所を調べたり知ることはできません。
この居場所を知るためのアプリは親が子供のために使うばかりではなく、夫婦や彼氏彼女でお互いの位置を把握するために使っているケースがほとんどです。
夫婦や彼氏彼女が相手の位置を調べるために居場所を調べることができるアプリを使うことは、プライバシーの侵害、信用されていない、浮気を疑われているなどで、ケンカになりますが、スマートフォンが主流になって、アプリをスマホにダウンロードするのが普通になったことで、居場所を調べるアプリに対して抵抗感がありません。
携帯電話の時代からも相手を位置を調べるサービスはありましたが、有料で通信にもお金がかかりました。
子供用の携帯電話でも居場所を通知するサービスがありましたが、今ほど繊細なモノではありませんでした。
スマートフォンになってからは、登録していればいつでも相手の位置を知ることができるので、すれ違ったりすることも減り、相手に対してフォローするのが簡単になりました。
しかし、大雨による水害などによって、電車やバスで足止めをくらってしまうこともあります。
バスや電車で移動中の場合だと、道路や線路が浸水していたらそれ以上先に進めないことも珍しくないのです。
そういう事態になってしまうと、こまめに連絡をすることが重要です。
ましてや短時間ともなれば、情報量と時間との勝負になってきます。
そういう時こそ、スマートフォンの位置情報で情報をあげることができます。
スマートフォンを持っている人が、位置情報を使って浸水の状態や状況を言ってくれることで、どこが危険で、どこが安全なのか、今いる場所が数時間後も安全でいられる場所なのか、どうかを判断することができるのです。
位置情報やスマートフォンを上手に活用することで、突発的なゲリラ豪雨でも災害を減らせるかもしれません。