犬を、飼育や転売を目的として誘拐すると窃盗罪になります。
転売についてはそれ自体は罪にはならないです。
殺傷を目的とした時は、動物愛護管理法違反・器物損壊罪に該当します。
飼い犬は、飼い主である人間にとってかけがえない存在なのです。
ですが、日本の法律には犬をさらった人物への裁きがないです。
ですので、飼い主が飼い犬を守らねばならなくなります。
少しでも油断してしまうと大切な愛犬の誘拐に繋がりかねないのです。
自宅にいるのに…
玄関先・庭に繋がれている犬がさらわれる事例が数多く見られています。
近頃では室内にいるのにされわれるといったケースも増加しています。
日本国内では聞かれませんが、海外だと犬がさらわれ肉市場へ売られているのだそうです。
気分転換させたり、日向ぼっこで飼い犬を庭先で遊ばせる場合もあるかと思います。
ですが、そういった時でも絶対に犬の動きから目を離さないでください。
万が一いなくなったとしても、誘拐か脱走か本当のことがわからなくなります。
たとえ室内飼いしている場合でも、油断をしないようにしてください。
他人が容易に入り込めそうな窓を開放したままにしておくのは危険です。
不法侵入などにじゅうぶんに注意してください。
お店の出入り口から…
犬を連れて、買い物へと行く人もいるかと思います。
店内にいる間、犬は店の外で待っている状態です。
しかし、それが連れ去りにつながってしまう恐れがあるのです。
ある時、SNSで『犬が、店先に捨てられていたので保護した』というのがありました。
ですが、このコメントに対する意見は『その行為は、誘拐だ』というものが多数だったのです。
保護をした人からしてみると、誘拐の意思も悪意も全くなかったはずです。
ですが、こういった感じでさらわれる事例がたくさん発生しています。
数日間も店の出入り口に繋がれているのなら、置き去りと考えてもいいかもしれないです。
大切な愛犬を待たせ過ぎないように、早めに済ませるようにしてください。
車内にいたはずが…
愛犬を連れて車で外出する機会もあると思います。
お店に入っている間犬は車内で待つ事になります。
ところが車に戻ったら犬が姿を消していたという事例も多数見られます。
たった数分間だからいいだろうとドアロックをし忘れたのかもしれないです。
他の人がドアを開けた時に外へと出てしまったということも考えられます。
可愛らしいからと誰かが連れ出してしまったのかもしれないのです。
車内から居なくなってしまった原因が不明ということもあります。
車載カメラや店側の防犯カメラがあればチェックできますが、出来ない場合もあります。
そうなるとどうしようもなくなってしまいます。
短い時間でも大切な愛犬をひとりで待たせるのはやめて下さい。
公園から…
ネット上に記載されていた、書き込みにある事例がありました。
数ヶ月前、起きた出来事なのだそうです。
ある方は、愛犬と一緒に公園で休憩をしていました。
すると、子供が近づいてきて犬に触ろうとしてきたのです。
ビックリした犬はその子の手を噛んでしまい、その子の父が犬を誘拐しました。
保健所へ行くと言われてしまい、飼い犬は行方知れずになったそうです。
後に警察署での保護が判明し、その犬は飼い主の元へ戻ったそうです。
ドッグランや公園では、飼い主の多くは『おとなしいから噛まない』と言うそうです。
ですが、犬はいきなり上から触られると、恐怖から威嚇して噛みついてきてしまいます。
それがどれだけ優しくて温厚であってもです。
まとめ
犬が飼い主の元から姿を消すという誘拐は実際に多数起きています。
上記でご紹介した4つの場所が挙げられるのだそうです。
自宅にいるのにさらわれてしまうなどといった事例はとても恐ろしいことです。
できることならば、愛犬をひとりぼっちにしないほうがいいのです。
一緒にいる時ですらも、常に注意を払う必要があるのです。
留守番をさせている犬がいる場合などは、防犯カメラを付けたほうが安全だと言えます。
気を付けて下さい。