昔から、嫁姑問題というのが結婚には付きまとってきます。
日常生活ならともかく、年末年始などで姑のいる夫の実家に帰省をした時、奥さんにとって大きなストレスとも言えます。
夫にとっては自分の実家なので、帰省しても気楽に過ごすことができますが、妻にとっては姑と言っても他人には変わりなく、しかも生活環境も違っているので、色々なコトが姑との対立原因になります。
嫁姑問題で圧倒的に多いのが、料理の味付けです。
うどんに関東風、関西風とあるように、同じ料理でも味付けはその家庭によって全く違います。
卵焼きは砂糖か塩か、醤油は濃い口か薄口か、料理の味付けは濃いか薄いか、色々と違ってきます。
しかも、料理となれば今まで食べて来た味付けが当たり前となているので、姑や嫁が作った料理に不満を持ってしまうことは仕方がないことです。
それなのに、この人はこういう味付けなんだな、この家庭で使っている醤油は私の家と違うんだな、育ちが違えば味付けも違うのは当たり前だから、という様なポジティブな考えで対応してくれる所はとても少ないです。
大抵の嫁は姑に、こんな味付けでは息子が可哀想、うちは○○派だから今度からそういう風に味付けをしてちょうだい、と嫌みな台詞を言われてしまうコトが多いです。
嫁側から姑に対して、あなたの味付けでは夫が可哀想です、こんな濃い味付けを孫の食事に出さないでください、なんて言える人はあまりいないのが現実ではないでしょうか。
嫁が夫に、料理のことで小言を言われたと相談しても、大半の夫は我が家の味付けとは違うから我慢してくれ、どうせ2~3日しか家にはいないんだから、と親身になって受け取ってくれないケースが多いです。
夫の中には、嫁姑問題には関与せず、という人もいます。
嫁姑問題は簡単に解決することができないのに対し、悪化することはとても簡単です。
それでも、できるだけ姑と円満な関係でいたいのは、嫁なら誰でも思うことではないでしょうか。
時代が変われば生活スタイルが変わります。
だからこそ、仲良く過ごせる様にするためには、お互いの時代を理解することが必要なのかもしれません。