家族の過労自殺は後悔しか残らない

投稿者: | 2016年12月27日

日本で、過労による自殺が年々増加傾向にあります。

そして過労自殺を巡って家族側と勤めていた企業側が労災の有無のために裁判所で争っています。

外国人から見たとき、日本人は『働き過ぎ』とよく言われます。

そして日本でも『社畜(しゃちく)』という言葉を頻繁に聞く様になりました。

家庭のため…、子供のため…、家のローンのため…、自分たちの未来のため…、と思って毎日必死に働いて睡眠時間も削りに削って働いて休日もなければ祝日もない中で無理をして働いて、休みたい休養が欲しいと思ってもそんなコトを会社に言ったらリストラされてしまう、リストラ候補の仲間入りになってしまうという恐怖心から言い出すことができずに働いて、働いて、そして限界を超えた瞬間にフッと自殺をしてしまう、そんな残酷な現状が不景気な日本では当たり前となっています。

ある程度の残業は法律でも認められていますが、残業時間の上限を法律で設けているのにも関わらず、企業は自分たちが助かるためだけに従業員にタイムカードもウソの申告をするようにしている所はたくさんあります。

それに対して従業員が意見すれば退職届を出す様に促します。

今の日本経済は不景気で退職をしたからといって再就職先がスグに見つかる保証もなければ、家族にも不備な思いをさせてしまいます。

そのため、家族が心配しているのにも関わらず毎日の様に朝帰りをして睡眠時間も1日1時間~2時間しかなく、休日もない地獄の様な毎日が続きます。

家族からすれば、そんな生活をしているパートナーを見て、どう対処をすれば良いのか分かりません。

そして家族が自殺をして、初めて自殺するまで追いつめられていたコトを知り、後悔します。

後から後悔しても間に合うものもありますが、後悔した時にはもう遅いというコトはたくさんあります。

自殺は、家族にとってとても背負いきれない罪悪感と後悔だけが残ってしまいます。

家計のためと言うのはわかりますが、命があればやり直すこともできます。

無理な仕事を止めるのも家族の愛情がないとできないことです。